わやくの部屋

PROMINENCE 1 -Lesson 4

Landfill Harmonic
ランドフィル・ハーモニック

Section 1

カテウラはパラグアイで最も貧しい町の1つです。

それは首都アスンシオンの外に位置しています。

そこには巨大なごみの埋め立て地があります。

毎日、首都から出る多量の廃棄物を受け入れています。

その町に住む人たちは、彼らの多くがそのごみから出る「貴重な」ものを売ることで生計を立てているため、このすべての廃棄物に耐えていかなければなりません。

カテウラの子供たちは過酷な環境で成長します。

彼らはたびたび暴力や犯罪に直面します。

彼らの中には薬物やアルコールの中毒になる者もいます。

彼らもまた、人生に意義を見つけようともがいています。

ファビオ・チャベスは、カテウラのソーシャルワーカーでした。

多くの子供たちがごみの埋め立て地で遊んでいました。

彼らの親が彼らを働かせたため、彼らは学校に行くことができませんでした。

ファビオは、何かしなければいけないと思いました。

Section 2

ファビオはずっと音楽が大好きでした。

彼はよくギターを弾いたり教会で歌ったりしたものでした。

彼は子供たちをトラブルにかかわらせないために、彼らに音楽のレッスンを行い始めました。

しかし、1 つ問題がありました。

ファビオはたった 5 つしか楽器を持っていませんでした。

さらに、子供たちはあまりにも貧しくて自分自身の楽器が買えませんでした。

カテウラでは、1 丁のバイオリンは家 1 軒よりも高価だったのです。

ファビオは友人のニコラスに、いくつかの楽器をごみから作ってくれるように頼みました。

ニコラスはごみの収集人で、ごみをリサイクルするのが得意でした。

彼はオイル缶をバイオリンに、パイプとスプーンをフルートに、そして荷箱をギターに作り変えました。

楽器は少し風変わりに見えましたが、とても美しい音がしました。

ニコラスは「私が楽器を作るなんて一度も想像しなかったね。子供たちがそれら(楽器)を気に入ってくれて、私はうれしかったよ」と言います。

Section 3

子供たちは楽器の演奏が上手になりました。

そのとき、ファビオは良い考えを思いつきました。

彼は、オーケストラを結成しました。

間もなくそれは、ほんの少しのメンバーから35人以上になりました。

オーケストラは、子供たちとその家族の人生に新たな意味を与えました。

ターニャは「音楽がなければ私の人生には価値がありません」と言います。

彼女はオーケストラでバイオリンを演奏しています。

リサイクルオーケストラは、パラグアイだけでなく南米の他の国々でも有名になりました。

素晴らしいメロディが、多くの人々を感動させました。

ブラジルとコロンビアでのコンサートは大成功でした。

カナダとアメリカの人々も、子供たちが演奏するのを聞きました。

オーケストラはベートーベンとモーツァルトのクラシック音楽を演奏します。

それはまた、ビートルズのポピュラー音楽も演奏します。

子供たちはオーケストラの一員であることをとても誇りに思っています。

ファビオは「私たちは不可能なことを行っているのです。世界中の人々は私たちにごみを送りつけてきます。私たちは音楽を送り返します!」と言います。

Section 4

映画製作者のジュリアーナ・ペニャランダはオーケストラが演奏するのを聞きました。

彼女は子供たちがとても素晴らしいと思いました。

すぐに彼女は、「ランドフィル・ハーモニック」という映画を制作し始めました。

その映画は、ファビオ、ニコラス、そして子供たちを主演させています。

それは、彼らの創造性や希望、そして忍耐をテーマにしています。

オーケストラはカテウラの人々の生活に大きな変化をもたらしました。

さらにジュリアーナは、カテウラの貧困とごみの管理を適切な例として用いることで、世界的な問題に対する人々の意識を高めたいと思っています。

時々、本物の楽器が子供たちに寄贈されることがあります。

しかし、ファビオは彼らにリサイクルされた材料から作られた楽器を使ってほしいと願っています。

リサイクルされた楽器は、人々がカテウラの貧困について知るのに役立つからです。

私たちは今、多くの地球規模の問題に直面しています。

あなたはそれらについて知っているでしょうか。

地球市民として、私たち一人ひとりがこれらの問題をどうしたら解決できるか、よく考える必要があります。