就活マストアイテム
「ES対策こそが最大の面接対策」だと先ほど述べました。それ自体は間違いない事実なのですが、大切な大前提を言い忘れました。それは「自由応募をある程度視野に入れている方」かつ「会社を絞りきれておらず、5社以上で悩んでいる方」のみに当てはまるという事です。
どういう事かというと、一社のES対策のみを行って面接に臨んだ場合、おそらく撃沈するということです。要するに多くの企業のESを対策する事で、面接の質問をよりカバー出来るという事なのです。つまり学校推薦1社にしかES対策しないという方は、ES対策=面接対策にはならないという事です。ではどれくらいの企業のESを練れば面接対策に十分かというと、大体5社以上やれば実は十分です。面接で聞かれる内容というものは、実はある程度決まっています。この傾向は大企業程強いです。
この辺りの事を、もう少し具体的に解説して行きます。
どの会社でも必ず聞かれるのが「自己PR」と「志望動機」です。この2つについてはロジカル面接術+添削で十分すぎる程対策出来るので置いておきます。ここで解説するのは、その2つ以外で絶対に対策しておきたい質問集です。回答例は後々示します。
① 自分の長所・短所
長所は他の人に聞いて回り、一番納得したものにしましょう。大事なのは短所です。鉄板は「長所の裏側」を書く事ですが、私のオススメは「え?それって短所?」というモノを書く事です。
② (学生時代)今までに一番打ち込んだ事と成果
なるべくなら大学時代の事の方が印象が良いです。サークル・バイトなど何でも結構です。重要なのは成し遂げるまでの困難にどう立ち向かったのか?です。
③ (学生時代)今までに一番辛かった事とその後
これも聞かれる事が多いので考えておきましょう。大切なのは、辛いと感じたその後にどう考え、どんなアクションを起こしたか?です。
④ 周りの人と何かをやり遂げた経験
これは必須項目です。②や③と被るかもしれませんが、「リーダーシップ発揮バージョン」と「メンバーとして力を発揮バージョン」の2通りを考えておきましょう。後々詳しく解説しますが、企業が面接で最も重視するのは協調性(チームワーク)です。
⑤ 入社後はどうなりたいか
この質問で面接官が知りたいのは「志望の本気度」と「将来を見据える力」です。「10年後はこうなりたい」「20年後にはこうなっていたい」と、順を追って答えられたら言うことなしです。
5社以上自由応募で受ける考えの人は今から必死にこれらを無理に対策しなくても大丈夫です。どうせESで書かされる内容ですから。これらを対策するべきなのは、あまり数を受けないつもりの方・学校推薦に絞っている方です。
言うまでもなく、対策はESの様に300~400字で紙にまとめて下さい!そして当然添削を受けて下さい。本当にESで尋ねられていると思って答えて下さい。
これらの質問に対する私の見本は次記事以降に記したいと思います。
次の記事からに上の5パターンの具体的な対策方法を述べて行きたいと思います。結論から先に言うと、次の3つの最重要キーワードだけは常に覚えておいて下さい。ストーリー性・説得力・協調性(チームワーク)です。
それではまずは長所・短所についてから見て行きましょう!