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面接対策 最も打ち込んだ事

面接対策の中で最も力を入れるべき項目です。これを攻略する為に最低限必要なエッセンスを解説したいと思います。



ストーリーの必須項目

「○○サークル、部活を頑張りました」「バイトに力を注ぎました」等、十人十色の努力が学生生活にはあったはずです。それをアピールしましょう!しかしただアピールするだけでなく、「なぜそれを始めようと思ったのか?」「結果はどうだったのか?」「現在の生活にどう活きているのか?」を書いて下さい。できればこの中に周りの人との協力的関係(チームワーク)の要素を入れて下さい。

学生時代に最も力を入れて取り組んだことを教えてください。

マジックの練習です。自分1人の力で人を楽しませる特技が欲しいと思い、場所を選ばず、国籍も選ばないマジックに熱中し、マジックバーでアルバイトもしておりました。練習自体は非常に地味ですが、普段味わう事のできない非日常をお客様に楽しんでいただく事にとてもやりがいを感じていました。アルバイトをやめてしまった今も、研究室の懇親会等で披露する機会も多く、海外の方にも好評頂いています。私はマジックを通して生涯の趣味を手にしただけでなく、地味な練習をひたむきに継続する事の大切さを学び、また自分の力で人を喜ばせる事の充実感を得る事ができました。さらに、大多数の人の前でも物怖じせず、失敗を恐れないで自分自身をしっかりと表現できる強さが身に付いたとも思っています。

当たり前ですが、これは面接対策なのでやや口語的になっています。しかし、本当にESを書く時の様にストーリーはしっかりと固めましょう!

しかし、この中には「結果はどうだったか?」「周りの人とのつながりは?」という面で少々具体例に乏しく説得力に欠ける印象があります。そんな時には次の様な質問を考えて答えてみると良いでしょう。


その活動の中で目標としていた事を教えて下さい。

始めは上級者の方の技術を間近で見たかったために始めたアルバイトでしたが、プロの方々と意見交換している内に、次第に海外のコンテストへの参加が目標になっていきました。目標を定めて以降は、それまで何となく苦手にしていた外国人のお客様の前で進んで演技を披露する機会を増やし、同時に英語の勉強にも力を入れるようになり、初めて受験したTOEICで790点を取得しました。結局海外のコンテスト出場の夢は叶いませんでしたが、その練習過程で得た経験を活かして、研究室での海外からの研究員の方のウェルカムパーティにおいて大変好評を頂く事ができました。

これならどうでしょうか?ここまでみっちりと書けばおそらくもうどんな質問が来ようともへっちゃらです。

ただ、更に言うならば他人との協力がやや感じられない気がしますね!

これでは1人で勝手に悩んで1人で勝手に頑張って1人で勝手に満足しているという、自分本位で寂しいやつという印象を受けますね。

それでは最後に面接ではなくES用に書き、某電力会社に実際に提出した私の力作を示したいと思います。

私の思う模範的解答

それでは「はじめた理由」「目標としたこと」「過程で身に付いた力」「周りの人との協調性」「経験を通して成長出来た事」という必要な要素が全て詰まった私なりの模範解答をご覧下さい。


あなたが学生時代に最も力を入れた事について教えて下さい

私は人を楽しませる事が大好きで、学生時代はマジックに夢中になりました。練習を重ねる内に、「上級者の意見が聞きたい」「自分の力を試したい」と思うようになり、マジックバーでアルバイトを始めました。しかし入店当初は自分の実力不足から、お客様の前で演技をする事を認められず、大変悔しい想いをしました。そこで、元々負けず嫌いな私は当面の目標を「バーマジシャンとして、お客様の前で演技を披露する事」に設定し、「課題を見つけ、解決策を考案し、実行する」というステップで自分自身の成長を目指しました。具体的には、まずプロの方々のアシスタントを自ら積極的に志願し、誰よりも近くで高い技術を盗む事に集中しました。その中で、どのお客様にはどの演目が一番喜んで頂けるか、お客様の視線はどのように動くのか等、自分なりに分析した上で戦略を立て、自分の演技に取り入れました。そして友人達と互いの演技を撮影し合う事でまた新たな課題が見つかり、それを修正していくことで技術を向上させました。その過程で今までに無かった新しい技法や手順を考案し、最終的に店のマジシャンとして認められ、演技を披露する様になりました。この経験の中で、現状を見据える事で課題を見つけ、解決する為のアプローチを自分で考案する力が身に付いたと思います。また、連携を通して大きな事を達成できる事を実感しました。アルバイトを辞めてしまった今でも、研究室の懇親会等で披露する機会も多く、海外の研究員の方々にも大変好評頂いております。

自分で言うのも何ですが、非の打ち所がないと感心してしまいます。「友人達と互いの演技を撮影し合う」という部分が肝です。ただ撮影してもらうのではなく、自分も相手の事を思っている事が凄く良く伝わります。くどい言い回しではなく、こういう部分に人間性が表せられるのです。

そしてもうお気づきだとは思いますが、面接対策よりES対策の方が万能なのです。これだけかけたら100%面接で困る事はありません。少し意地悪な質問をされてもすぐに返す事ができます。備えあれば憂い無しなのです。


くどい様ですが、面接対策よりES対策

課題解決プロセスはチームワークを重視。