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さて、今回は具体的なES・面接の解答作り等ではなく、面接の方式の1つグループディスカッションについて概要と簡単な対策法を解説したいと思います。
グループディスカッション(以下GD)とは、面接方式の1つです。主に多くの人を一気に蹴落とす為に1次面接に用いられる事が多いです。
ほとんどの場合、面接官1人:学生5〜6人の構成で行われます。グループ面接との一番の違いは面接官が最初と最後しか喋らないという事です。最初に「ではこれから○○というお題について30分話し合って下さい」と言い、30分後に「では結論を発表してください」と言うのみです。
発表方法から何から何まで学生同士ですべて決め、学生間のみで話をまとめて発表するのです。
学生間が話し合っている間、面接官は何もしていない訳ではありません。多くの場合はその直前に提出したESに目を通しています。したがって、そこで学歴フィルターをかけているという説もあります。そんな事を言われたら必勝法も何も無いので、今回はその説を信じない方向で話を進めて行きます。
鉄則① 役割分担を最初に決める
人事が見ているのは議論の方向性よりもむしろ議論の進め方です。最初に役割を決める事で議論がスムーズに進みます。具体的には「司会役」「タイムキーパー」「発表者」この辺りは決めましょう。タイムキーパーは別に兼任でも構いませんが、司会役と発表者は必ず決めておきましょう。自ら役割を提案し、司会役や発表者に名乗り出ると評価は高いです。
鉄則② 全否定を絶対にしない
GD中には当然反対意見というものが出てきます。その意見を真っ向から否定するスタンスは、会社の人間から見て「一緒に働きたくない」と思われてしまうでしょう。まずは相手の話をしっかり聞いた上で、「この部分は賛成だけど、○○に関してはむしろ××の方が近くないですか?」という様な物腰柔らかな対応をしてください。
鉄則③ 否定ではなくフォローをする
GD中には的外れな事を言ってしまう人が必ず出てきてしまいます。話について行けなくて、でも何か発言しなきゃと思った人がついついやってしまうミスです。ここで大切な事は発言者ではなく周囲の人の反応なのです。最悪なのは聞き流す事ですが、否定も良くありません。一番良いのは「○○さんが言った事はつまりこういう事で、その原因が××だから、最終的に□□になるって言う事が言いたいんですよね?」と、相手のミスを噛み砕いて行き、無理矢理にでもそれまでの議論に結びつけて発言車本人を気持ちよく納得させる事です。難しいテクニックですが、これが一番皆がその後も気持ちよく議論する為に必要な事なのです。
鉄則④ 方法が指定されてない限り発表は1人で
最後の鉄則は「発表者を1人決め、その人が1人で発表する事」です。やってみれば分かりますが、6人でそれぞれ担当分野を決めて発表すると、理論的な順番が行ったり来たりでめちゃくちゃになりますし、人事からすれば理解し辛くて最悪です。そんなものは小学校の卒業式だけで良いのです。
たまーーにいるのですが、最初に発表者を決めておきながら「せっかく皆でここまで議論したんですから、最後も皆で発表しましょう」という天使の顔をした悪魔の囁きを放つ人が現れたりします。
その場合はその人の野望を力づくで食い止めましょう。メガンテでもメガザルでもないです。味方にザラキーマをかけている様なものなのですから。
以上の4つの鉄則を守れば、間違いなくGDは合格できるでしょう。鉄則④については発表方法が予め指定されていた場合は指示に従って下さい。
ただ、これまでの解説は全て全員が健全な議論が出来る人間という前提があります。たまにとんでもないモンスターが現れたりします。「敬語が全く使えなかったり」「タバコすいてぇ〜」とGD中に呟いたり、とりあえずモンスターに当たってしまった時は合格率は著しく下がります。1人モンスターがいるだけで全員不合格なんて良く聞く話です。その場合は諦めましょう笑。対処法があれば私が知りたいくらいです!
GDでは4つの鉄則を守る
モンスターに遭遇したら諦めよう。運も実力の内なのです。