PROMINENCE 2 -Lesson 5
Taking the Sting Out of Jellyfish
Section 1
ぬるぬるしていて、不気味で神秘的。
これは今日、私が話すつもりの生き物についてあなたが考えるかもしれないものです。
中国のレストランで食べたことがあるかもしれません。
ビーチで泳いでいる間に、それに刺されたことがあるかもしれません。
この生き物が何であるか推測できますか?
そのとおり。
私の今日の話題はクラゲです。
あなたが持っている可能性のあるイメージにかかわらず、私のプレゼンテーションの終わりまでに、あなたはおそらくそれらについて全く違ったふうに感じるでしょう。
これは合成写真ではありません。素晴らしいですね。
あなたたちも、このような写真をパラオ共和国のジェリーフィッシュレイクで撮ることができます、なぜならそこのクラゲは刺しません。
知っていましたか?
私はあなたが知らないクラゲについてたくさんあると確信しています、そして、あなたはそれらが魅力的であることを見つけることを約束します。
私のプレゼンテーションには3つの部分があります。
1つ目は、クラゲの人気が高まっていることについてです。
次に、彼らの科学的特徴についてです。
最後は、それらと共存することについてです。
Section 2
日本では、ますます多くの水族館がクラゲの展示を拡大しています。
江ノ島水族館のアンケート結果によると、そこ(水族館)にいる全ての生き物の中で、イルカの次に入る2番目の順位が付けられ、気分が安らぐとされています。
彼らの形、色、動きが人々を癒やしているようです。
クラゲに救われた水族館の話をお伝えしたいと思います。
1964年に建てられた山形県の加茂水族館は、日本で最も小さい水族館でした。
とても小さいので、15分で見物を終えた訪問者もいました。
訪問者数は約30年で20万人から9万人に減少し、水族館は廃業の危機にありました。
ある日、水族館の館長である村上龍男さんが、サンゴの水槽で見つかった赤ちゃんのクラゲを展示しようとしました。
彼の驚いたことに、多くの来場者がこの展覧会を楽しみました。
そこで、彼は、セクション(クラゲの展示部)を拡大し、より多くの人々を呼び込むためにクラゲの種類を増やすことに決めました。
2012年、ギネス世界記録は、その水族館(加茂水族館)が世界中のすべての水族館のクラゲの種の中で最大の数を持っていたことを証明しました。
小さな水族館はすっかり人気になりました。
2014年に再建され、1年間に83万人以上の訪問者を迎えました。
クラゲが水族館を救いました!
Section 3
クラゲとノーベル賞の間に繋がりがあることを知っていますか?
水晶クラゲ、つまりオワンクラゲのようないくつかのクラゲは光を放ちます。
下村脩博士と彼の同僚はこの現象からヒントを得て、水晶クラゲの中に2つの発光するタンパク質を見つけました。
そのタンパク質の1つが緑色蛍光タンパク質(GFP)です。
それは、私たちにがん細胞を見ることを可能にするので、医学の分野で「魔法のマーカー」と呼ばれています。
下村博士と彼の同僚は、GFPの発見と発展のために、2008年のノーベル化学賞を受賞しました。
クラゲについてもう一つの興味深い事実を話しましょう。
人間にとって不死は夢ですが、いくつかの種類のクラゲにとっては夢ではありません。
不死のクラゲ、つまりベニクラゲは、もはやそれらの人生を維持することができなくなり、塊に変わるとき、海底に沈みます。
この状態のほとんどのクラゲは水に溶けますが、これら特定のクラゲはそうしません。
それらは何か固いものに張り付き、若いクラゲに変わるポリプを作るために根を成長させます。
これらの不死のクラゲはこのサイクルを何度も繰り返すことができます。
クラゲを研究することで、いつか人間にとって不死を現実にすることができるでしょうか?
Section 4
クラゲの別の一面をちらっと見てみましょう。
それらはしばしば人間に問題を引き起こしたと言われています。
1つの例は、クラゲの大規模な発生です。
しかし、実際には、これらの現象を引き起こしたのは人間です。
私たちは海を汚染しており、今度はクラゲのためにたくさんの食糧を作りました。
さらに、漁業の乱れや養殖は海に栄養素を多量に残し、その結果、大量のクラゲの発生をもたらします。
加えて、海岸線保護の土手と他の種類の建造物はクラゲに繁殖するための十分な場所を与えます。
私たちはこれらのことを自分の利益のために行ってきましたが、そうすることで不便も生じました。
ご存知のとおり、いくつかのクラゲは食用です。
牛肉のコラーゲンの3倍の水分を保存できるタイプのコラーゲンを含んでいると言う人々もいます。
さらに、それらは抗がん性があると伝えられています。
今日は、クラゲの普及と科学的な特徴、そしてそれらと共存する方法について紹介しました。
今週末に水族館を訪れ、クラゲを見ながらリラックスしたり、ランチにクラゲを試したりしてみませんか?
ご聴取ありがとうございました。