就活マストアイテム
さて、就活のスタイルではなく、ESや面接等の選考手段の具体的要素で理系学生と文系学生の大きな違いを解説します。
もう皆様お気づきだとは思いますが、それはズバリ研究内容に対する比重です。特に2次面接以降では技術系社員の方が面接官に加わる事になるため、より専門について深く突っ込まれる事になります。
これには絶対に欠かせない5つの要素があります。以下に列挙しました。ESには必ず5つの要素すべてを入れて下さい。
面接で聞かれた際には、上から全て答える必要はありません。聞かれた部分を摘出して答えれば良いのです。
あとで詳しく欠きますが、ESができれば面接もできます。もちろん話し方等の態度は別ですが、少なくとも話す内容は自己PRだろうが研究内容だろうが、ESを練りに練れば面接をカバーできます。
前置きが長くなりましたが、五つの要素を見て行きましょう。
① 課題
研究をやる必要があるという事は、そこには何らかの課題・目標があるはずです(大体は環境問題)。それをまず書きましょう!
② 現状
その課題に向け、現在世間的にはどのような研究が行われており、どの程度の成果が出ているのか?
③ 研究
ここまでの現状を踏まえ、自分はどのようにオリジナリティを出して、どのようにアプローチをしかけたのか?(研究内容)
④ 成果
自分なりのアプローチで現在までにどのような結果が出せているのか?
⑤ 今後
今までの成果を受けて、今後はどのように研究をして最終目標に近づくつもりなのか?
これらを300字とか400字とかでまとめなければなりません。やってみれば分かりますが、これは気の遠くなる程長い作業なのです。
そして必ず上から順番に5要素すべて入れて下さい。①から⑤すべてそろってストーリーの完成なのです。上手に伝える能力は、研究自体よりも重視されるのです。
初めての人は大体①②が長くなりすぎます。あまり専門知識の無い人事向けの研究内容説明ならばそれでも良いのですが、もし研究所の様な所を目指すようであれば、それではいけません。研究所で重視されるのは③④あたりです。
人事向けや研究員向けについては次の記事で具体例を示しながらさらに詳しく説明したいと思います。
ひとまずここまでをまとめておきましょう!
重視すべきは面接ではなくESである
ESの研究内容には5要素を上から順番にすべて入れる