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地声と裏声

前回までの記事で「腹式呼吸」の習得法を解説致しました。続いてはボイトレのもう1つの壁ミックスボイスについて解説したいと思います。

が、その前に皆様ご存知の「地声」と「裏声」について話したいと思います。


地声と裏声の定義

地声と裏声はどのような声なのかは皆様イメージがつくと思いますが、実はその定義は曖昧で主に次の2つの説が支持されています


①地声は胸の辺りで共鳴する低い声であり、換声点(地声と裏声の境目)を超えると裏声になる。

②地声は閉鎖された声(声帯がしっかりと閉じた声)で、声が抜けると裏声になる。

どうでしょう、おそらく余り意味が分からないかと思います。そもそも換声点がどういうものかも良く分かってはいないそうです。ただ、換声点より低い音域では声帯全体が振動し、高い音域では声帯の先のみが振動します。

うーむ。もっとよく分からなくなってきましたね笑。でも分からなくても歌唱においては>まったく問題ないです。むしろ余計な事を意識して力んでしまうよりは遥かにマシです!

地声で高い声を出す事、裏声で低い音を出す事は難しいですよね!自分自信が一番楽に出せる発声方法で低い音域から徐々に高い音域に向かって声を出すと、途中で「地声」から「裏声」に変わります。その境目付近が「換声声点」です。難しく考えず、感覚で理解出来れば十分です!


様々な「地声」、様々な「裏声」

さて、なんとなく「地声」と「裏声」について掴めたとは思いますが、実はさらに細かな分類があるのです。決めてはズバリ息漏れが多いか少ないかです。

芯のある、つまり息漏れのない地声をチェストボイス、息漏れした地声をウィスパーボイス(要するにささやき声)と呼びます。また、裏声に関しても息漏れした裏声をファルセット、息漏れの無い裏声をヘッドボイスと呼んだりします。知らない方も多いと思うので、是非この機会に覚えてしまいましょう!

さて、問題のミックスボイスですが、これは地声と裏声で判断するとなるとズバリ息漏れの無い鋭い裏声の事です。

「鋭い」というのは中々に漠然とした表現になってしまうのですが、裏声を力強く発声する事により、本来裏声で発声する音域をまるで地声の様な音質で発声する様な感じでしょうか。ミックスボイスは中々説明が難しいのですが、このサイトで紹介する教本に従って練習すれば間違いなく上達するので心配しなくて大丈夫です!