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電力業界 志望動機対策

それでは今回は電力業界の例を見たいと思いますが、志望動機を書く上で業界最王手とそれ以降の基本的書き方については前回の石油業界で解説したので、今回は1社のESの例を示すだけにしたいと思います。それではさっそく掲載致します。



電力業界の志望動機例

今回私が紹介するのは電力業開催王手の東京電力の志望動機です。今回は単に志望動機を聞かれているのではなく、指定された要素を含めて記入するタイプの志望動機です。

東京電力が果たすべき使命(電力の安定供給、福島の復興)をふまえ、あなたが東京電力に入社して、あなたが持つ技術的な専門知識をどの分野でどう活かせるか、また将来的にはどう貢献していきたいかを考えて、東京電力への志望理由を教えてください。(手書き)

 

多くの人々の社会生活を根幹から支え、幅広く世の中に貢献できる仕事がしたいという想いから、私はエネルギー業界を中心に就職活動をしています。特に電気は他の産業と比較しても今後の需要や社会貢献度が高いため、志望度を高く持っています。数ある電力会社の中でも、貴社は国内で最も多くの人々の生活を支え、社会への貢献度の高い会社であるため、第一志望とさせて頂いております。また、福島の原発事故という難題に対し、廃炉、除染、賠償といった必要とされる行動をとりながらも、社会や人々の生活に不可欠な良質で安定的な電力を供給し、公益を実現している貴社の高い使命感と、それを実現する実行力に強く憧れを持ちました。  私もその使命に誇りを持ち、新生する東京電力を創っていく一員になりたいです。大学で学んだ材料工学の知識を活かし、発電所内の設備運用、点検を行う事で、装置の安全運転を通してエネルギーの安定供給に貢献したいと考えております。入社後数年は先輩社員の方々の知識・経験を積極的に学び、自分の土台を作り上げる事に尽力したいと思いますが、徐々に技術者として独り立ちし、自分の技術で貴社を支える理想的な技術者でありながら、後輩社員に自分の経験を懇切丁寧に受け継いでいける指導者としても一流になりたいと思います。


これは個人的に中々の完成度だと自負しています笑

この志望動機でも大切なエッセンスが詰まっています。特に「あなたが持つ技術的な専門知識をどの分野でどう活かせるか」とありますが、このように聞かれるまでもなくどの企業であっても自分の専門知識を無理矢理にでも活かしてください。必ず役に立つ分野があるはずです。

私は機械・電気系や情報・原子力関係専攻ではなかったですが、このESに見られる様に、無理矢理にでも自分の専攻分野(材料系)を結びつけました。

ここで重要な事なのですが、自分の研究テーマを無理に活かす必要は無いです。研究所等ならば必要かもしれませんが、一般企業であれば「専攻」とは「○○学部××学科△△専攻」までの事を差します。

むしろ一般企業で「大学での研究テーマを続けたい」とは言わない方が良いです。融通の利かない視野の狭い人間としてのレッテルを貼られてしまう可能性があるので絶対に避けましょう。



自分の専門知識は無理矢理にでも活かす

ES・面接で「大学の研究を続けたい」とは絶対に言ってはならない