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電機・重工系 志望動機対策

この記事では自動車メーカー以外の業界を志望する理由について解説したいと思います。というのも私は自動車・石油業界を中心に就職活動を行っていたため、メーカーは自動車のものを微調整し、インフラは石油のものを微調整し作成しました。軸となる業種の志望動機をまず1つ完璧に作成し、それを調整する方法が個人的にはとてもオススメです。

従ってここでは実際に提出したESの志望動機を掲載するのみにしたいと思います。



実際の志望動機例


住友重機械工業 志望動機(300)

私にはものづくりを通して人々の生活を支え、社会貢献したいという夢があり、大学ではあらゆる工業製品の土台となる材料科学の分野に進みました。貴社を志願した理由は、社会を根底から支える土台産業を通して、幅広く社会に貢献できると考えたからです。当研究室の実験装置に貴社の冷凍機が入っており、貴社製品が産業や学術を根底から支えている事を実感し、興味を持ちました。調べていくうちに、貴社は少数精鋭であり、さらに高い技術力を武器にグローバルに事業を展開している事を知り、貴社でなら様々な仕事を通じて幅広く社会に貢献したいという私の想いを実現できると考え、今回応募させていただきました。

三菱ガス化学 志望動機(A4 1枚)

私の根底にあるのは「モノづくりを通して社会に幅広く貢献したい」という想いです。就職活動を始めた当初は、大学で学んだ専攻を活かして金属メーカーを中心に考えていましたが、様々な業界を見ていく中で、化学メーカーに興味が湧いてきました。それは、身の回りにある製品の多くに金属材料のみでなく、化学品が使われており、また金属は化学の中の1つの領域であり、化学メーカーの方がより広い領域をカバーし、本質的な部分から技術を支え、幅広く社会に貢献できると考えたからです。  数ある化学メーカーの中で貴社を志望したのは、その社風に強く魅かれたからです。具体的に挙げれば「少数精鋭」「独自技術」「幅広い領域」の3つの特徴に魅かれました。少数精鋭で、かつ自社開発技術の売り上げ割合90%を誇る貴社ならば、個人に任される仕事の幅が大きく、自分が社会に貢献しているという充実感を持って仕事に臨めると考えました。さらに、幅広い領域からなる貴社においては、分野間の連携を通じて大きな事業に着手できるだけでなく、第二、第三の専攻を自分で見つけられる点も、自分の求める方向に一致しています。現状に固執する事無く、新しい事にどんどん挑戦したい私にはこれ以上無い環境だと思い、貴社を志望いたしました。  入社後は自分の現在の専門性に縛られる事無く幅広い事にチャレンジしていきたいです。その中で自分の能力を最も活かせる分野を見つけ出し、研究成果を積み重ねていきたいと思います。研究者になる以上、目標は常に高く持ち続けたいと思いますが、入社後の最初の数年は先輩社員の方々の知識と経験を積極的に学び、自分自身の土台を作り上げる事に尽力したいと思います。そして3年後以降は徐々に研究者として独り立ちし、貴社を支える技術開発に携わり、実際に利益を生み出せる人材になりたいです。更に10年後には自分の研究で貴社を支える理想的な研究者としてだけでなく、後輩社員に自分の知識や経験を懇切丁寧に受け継いでいける模範的な指導者としても、貴社に貢献できるような社員になりたいと思います。また、将来的には技術者として積み重ねた経験を最大限活かし、経営者としての立場から貴社をリードし、大きく貢献したいと考えております。その点で、少数精鋭であり、若いうちから経営者としての指導教育もしてくださる点も貴社の魅力だと私は感じます。貴社を通して幅広く、そして末永く世の中に貢献していきたいと思います。 

以上の2例を示しました。このように、軸となる企業のESを極限まで完成度を高める事によって、少し調整するのみで他の企業に使い回す事が出来るため、非常に賢い手段だと思います。

ESは沢山の企業のものを一度に作り始めるより1つの物を完璧に作成する事に集中するべき