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面接対策① 長所・短所

さて、まずは定番の長所と短所についてです。これはESでも定番の質問ですが、面接の比較的初期段階に聞かれる質問の代表格です。初期段階という事で、対策は練りやすいですがそれ以降の質問にも付き纏ってくるでもあります。しっかりと対策をしましょう!



長所と短所の組み合わせ(裏返し法)

長所は基本的に周りの人に聞いてみて下さい。就活で嘘はつくなとは言いませんが、なるべく少ない方が良いに決まっています。長所は実は会社との相性的にとても大切ですし、短所は面接を乗り切る上でかなり重要なテクニックの見せ場です

さて、では一般的な長所と、それに対する短所の書き方を説明します。コツは「短所は長所の裏返し」です!


長所①「真面目な事」

真面目な事は成績表等で暗に示した方が効果的な為、正直あまり武器にならない長所です。しかし、これしか無いというのならば仕方が無いです。対になる短所は「融通が効かない面がある」にしましょう。


長所② 「忍耐力がある」

スポーツ経験者の多くがアピールする長所です。部活等のエピソードも書きやすいのが特徴です。対する短所は「無理をし過ぎてしまう」にしましょう。


長所③「フットワークが軽い」

多趣味な方はこれを書くのが無難です。私はこれを長所にして就活を乗り切りました。逆に短所は「集中力が続かない」が一般的な回答例です。


長所④「常に冷静で物事の本質を捉えようとする」

理系の人に特に良く見られる長所です。対になる短所として「考え過ぎて行動が遅くなりがち」というものにしましょう。


この4パターンが長所・短所の王道パターンです。さて、面接対策のキーワードはストーリー性・協調性・説得力です。つまり長所・短所を決めたら「長所が活きた経験(←周囲の人を巻き込んだ・協力して成し遂げた経験)」「短所について自分で克服しようと思い立った出来事」「実際に克服に向けて自分が行った手段」「その行動の前後で自分に起きた変化(←ここでも周囲の人への影響を入れたい)」このあたりのエピソードを考えましょう。

そしてそれをストーリーにしてESに書くのです。私のESの該当部分を最後に載せますが、その前にコミュ障にとって最高の短所を紹介したいと思います。

最高の短所と最低の長所

何やら矛盾した様な哲学的な様な言葉が出てきてしまいました笑。これから話すのは面接において(特にコミュ障にとって)最高の武器になる短所の答え方です。結論から言うと、「人前で緊張しすぎる事」これです!これこそあらゆる面で

最高の短所

なのです!

まず、そんな事は皆に共通なので、「え?それって短所?」と思わせる事が出来ます。つまり人間性を疑われる可能性が皆無なのです。第二に、自分がその欠点を克服しようと頑張った事が非常に書きやすいのです。接客業のバイトを始めたとかでもOKなのですから。ただ、そこで苦労した経験やその解決方法は別に考えなければなりませんが。。最後に、面接官に「今日はもしかして緊張してて、普段はもっと喋れるのかも」と思わせる事ができるのです!これこそがこの>最高の短所の中の最高の長所なのです!

上で紹介した「長所の裏返し」よりも遥かに使えます(人間性に焦点が行きやすい為)!特にコミュ障にとっては笑!!


次に最低の長所について紹介します。たまーに「コミュニケーション能力が高い事」を長所に挙げてしまう人がいますが、これは最悪の決断です。なぜならば、そのコミュニケーション能力を図るのが採用面接だからです!

コミュニケーション能力は面接の態度等でアピールしましょう!それと、可能であればESで暗に示しましょう私の例で言うと、趣味の欄に5つか6つ記入し、かつ長所の欄にはフットワークの軽さを書きました。このように暗に示した方が説得力があります。

最高の短所は人前で緊張する事

最低の長所はコミュニケーション能力が高い事

私のESの場合

では具体的に私が就活中に書いたものを以下に掲載致します


自分の長所と短所(一言ver.)

私の長所はフットワークの軽さです。この事は趣味の多さに最も顕著に表れています。逆に短所は人前で緊張しすぎることで、これを克服する為にマジックバー等の接客のアルバイトに従事してきました。


これは「長所と短所を一言で教えて下さい」と言われたとき用に作った回答例です。長所+説得力+短所+改善方法本来なら説得力として具体的に「ピアノや登山等の・・」と、示すべきかもしれませんが、この時は事前のESに趣味欄に5つ程記入していたため、あえて言いませんでした。(くどいと思われると嫌だった為です。)


次に、長所と短所それぞれのちょいと詳しいバージョンです。


自分の長所(やや詳しいver.)

私の長所はフットワークの軽さです。この事はピアノ、マジック等趣味の多さに最も顕著に表れています。この事は新しいことにチャレンジするという点で研究生活においても多いに役立っております。具体的には、理論計算によるシミュレーションに行き詰まりを感じたときに、同材料の実験をされている他大学の先生に進んで連絡を取り情報交換などをして成果を挙げています。その結果、2月に行われた国際学会にて賞を受賞する程の成果を挙げました。


「ご自身の長所と、それが活きた経験があれば簡潔に教えて下さい」と言われたとき用の回答例です。この場合は長所+説得力の構造は変わりませんが、説得力の部分がかなり具体的になっています。やはり理系で研究職志望だった為、研究関連のエピソードをアピールしました。


自分の短所(やや詳しいver.)

逆に短所は人前で緊張しすぎることで、これを克服する為にマジックバー等の接客のアルバイトに従事してきました。緊張するのにも理由がありまして、幼少期に吃音症が原因でいじめられた経験があり、特に国語の音読の時間や、発表の時に周りによく笑い者にされていました。それがトラウマで、人前で緊張する癖がついてしまいました。大学に入ってからは、持ち前のフットワークとチャレンジ精神を活かし、マジックバー等の接客業に加え、様々なボイストレーニングの本を読み、週に1回ひとりでカラオケに通いボイストレーニングに励みました。その結果、友人の勧めで出場した文化祭のカラオケ大会で優勝するまでになりました。歌が上達したのは完全に副産物ですが、以前よりも格段に話しやすくなり、なおかつ人前で発表するという機会に挑戦し結果を残した事で、自分の中で大きな自信になりました。


こちらも長所の時と同じく、具体例に富んでいます。具体例に富むと何が良いかというと、説得力が大幅に増すからです。

欲を言えば「他人との協調性(チームワーク)」や「周りに与えた影響」も記入するべきなのですが、それはまた別の項目で話したいと思います。


このように「一言ver.」と「詳細ver.」を書いておく

具体例を書く事で説得力が上がる