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専攻・研究テーマと就活の関係

さて、今回は専攻研究テーマによる就活への影響について解説したいと思います。これは実はかなり重要で、例えば化学系・物理系・情報系の学生が石油業界に就職したいとすると、化学系の学生は精製プロセスの効率化を目指すプロセスエンジニア、物理系なら生成装置の保全・点検等を行うメカニカルエンジニア、情報系の学生は全体のシステムを監視するシステムエンジニアとしての需要があります。ある程度自分の専攻に近い分野の方が圧倒的に就職は楽なのは確かです。

また、そこまで細かく分類しなくても、例えば機械系と情報系ならどちらが就職しやすいのか?等について解説して行きたいと思います。



専攻分野と就職難易度

これは正直会社によりけりだし、一概には言い切れませんが、私の某旧帝大学の友人達を見ていると楽に決まる順番に「機械=電気>>情報>化学=材料>建築>数学>農学>物理=生物」という感じですかね。ただ、情報系は結構ブラックっぽい所に行った人が多い印象でしたね。ちなみに私は強いて言えば材料系の学生になります。なので今後紹介するESは材料工学視点の物が多いかもしれませんが、例えば機械・化学系や物理系など様々に応用が考えられるテンプレート的なESだとは思います。

また、数学から金融系に行った人もいますし、農学から商社に就職した友人もいます。要するに専攻の壁はやる気次第でどうにでもなります。次に紹介する研究テーマも同様です。しかし、私が就職した様な国立の研究所等は研究テーマと募集人材のマッチングが非常に重要になってきます。また研究所の限りではなく、特に理系学生の頼みの綱である学校推薦はマッチングを重視する傾向にある様です。


研究テーマと就職難易度

これは専攻分野よりも更に多岐にわたる為、何とも言えません笑。しかし、それではこのサイトを作った意味が無いのでこれから大切な事を言いたいと思います。研究テーマ自体は無限に存在するのですが、じつは大きく2つに分類出来るのです。すなわち「実験系」「理論系」に分かれます。同じ専攻同士で実験系と理論系どちらが有利かと言われると、やや実験系の方が有利という印象を受けます。ちなみに私は第一原理計算を主に行う理論系でした。


ただ、実験系・理論系の区別などどうでも良くなる位重要な事があります。面談中研究について必ず聞かれるこの質問「あなたの研究のオリジナリティは何ですか?、どのような点に気をつけて研究を行っていますか?」、これには実はとある必勝法があるのです。

「まず、〜という点です。また、私が研究を行う際に気をつけていたのは〜ということです。」このように答えましょう。そして1つめの「〜」は自力で考えて下さい笑。これは研究テーマにもよるので模範解答はありません。

しかし本当に重要なのは後半の「〜」です。もし貴方が実験系ならば、「自分の実験結果を評価する為に、他大学の理論系の先生に積極的に連絡を取り、出てくる結果に対して多角的なアプローチを常に心がけました。」これが模範的な解答です。もし貴方が理論系ならば、「実験結果」→「計算結果」、「理論系の先生」→「実験系の先生」に変えて下さい。

これは私が考案した方法なのですが、恐ろしい程破壊力があります。その理由はまた後ほど他のコンテンツで解説します。

専攻によって進みやすい分野はあるが、最終的にはやる気次第

研究についての質問には必勝法がある