わやくの部屋

PROMINENCE 1 -Lesson 3

One Ocean, One People
1つの海、1人の人

Section 1

私たちの番組「ワンダフルワールド」へようこそ。私は司会のジャック・マクフライです。

今週、私たちはポリネシアの伝統航海術についての話をご紹介します。

今日は特別ゲストとして、ホクレア号の最初の日本人乗組員である内野加奈子さんをお迎えしています。

やあ、加奈子、ようこそ。そして来てくれてありがとう。

ありがとう、ジャック。とんでもありません。

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それじゃあ、加奈子。ホクレア号について話してくれるかな。

そうね、ホクレア号はポリネシアの伝統的なカヌーの複製なの。

それは太平洋を横断して航海するのに使われた双胴タイプのカヌーよ。

ホクレア号のようなカヌーを使って、古代ポリネシア人はヨーロッパ人が世界の海を旅行し始めるずっと前に大海原に向けて勇敢に船出したの。

ポリネシアの伝統カヌーでは、船体を縛るのにひもが使われたのよ。

驚いたことに、そのひもは総計で時に数キロメートルの長さになったの。

Section 2

ポリネシア人はどのようにカヌーを操縦したのかな。

現在、私たちには操縦するのに GPS(全地球測位システム)があるけど、ポリネシア人の航海士たちは、進路を見つけるのに自然を使ったのよ。

彼らは「ウェイファインダー(航海術師)」として知られているの。

彼らは太陽や月、星、風、雲や鳥からの自然の兆候を見張ったのよ。

それはおもしろいね。彼らはそれらをどのように使ったのかな。

いい質問ね!早朝、航海術師は昇ってくる太陽の位置を注意深く見たの。

太陽が空高く昇る前に、彼らは「海の顔」と呼ばれる波のパターンを読み取ろうとしたのね。

日中は、彼らが正しい方角に進み続けることができるように、波に対してカヌーを同じ角度に保とうとしたのよ。

わあ、それは実におもしろいね。

Section 3

航海術師はこの航海術をどうやって習得したのかな?

彼らは長老たちからそれらを学んだのよ。

彼らは「スターコンパス(星の羅針盤)」を使って200以上の星の名前と動きを学んだの。

彼らはこの情報をすべて暗記して、星のイメージを覚えたのね。

これらの伝統航海術が廃れ始めているってどこかで聞いたよ。それらはどうやって復活したのかな。

1975年に、あるハワイの人たちのグループがホクレア号と呼ばれる大きなカヌーを建造したの。

彼らはハワイからタヒチまで航海することで、伝統航海師の技術と方法を実証したかったのよ。

ある航海術師が、このプロジェクトに参加するためにミクロネシアから招かれたわ。

彼の名はマウ・ピアイルックといって、最も優れた航海術師の1人だったの。

彼はホクレア号をハワイからタヒチまで首尾よく操縦したの。

この成功が、彼らの伝統航海術の価値を私たちに再発見させたのよ。

Section 4

加奈子、2007年に、君はホクレア号に乗ってハワイから日本まで航海したね。

それは 13,000キロの旅だった。私たちにその航海について話してもらえないかな。

ええと、ホクレア号の日本への最初の旅はかなりの難題だったけど、「私たちは 1つの海でつながれた1つの民」というスローガンのもとに、その難題に対処したのよ。

君はその旅から何を学んだのかな。

私たちは1つの大きな海でつながれているということを実感したわ。

航海中に、私は「カヌーは1つの島であり、島は1そうのカヌーである」というハワイの言葉を思い出したの。

それは、1つの島で暮らすのは1そうのカヌーで航海するようなものだ、という意味なのよ。

私たちは、私たちがカヌーの上でするのとちょうど同じように、お互いに気を配り合うべきなのね。

私たちは一緒に働くようになっているのよ。

君の言うとおりだね、加奈子。

地球がカヌーで、僕たちは皆航海者だ。

今日は君の体験を私たちに聞かせてくれてどうもありがとう。君から多くのことを学んだよ。

ありがとう、ジャック。どういたしまして。